2004年11月11日(木)16:19

リトアニアはEU憲法を批准

ヴィリニュス(AP)

リトアニアは先頭を切った。バルト三国のひとつリトアニアは、EU加盟25ヶ国で初めて欧州連合の新たな憲法を批准した。ヴィリニュスのリトアニア議会は木曜日、賛成84票、反対4票、棄権3票で欧州憲法を承認した。全141名の議員のうち、50名の議員は票決を欠席した。賛成派の議員は、欧州憲法の批准は真の欧州市民に向けたリトアニアのさらなる前進となると主張した。これに対し反対派の議員は、1991年に旧ソ連から独立したリトアニアが再び独立を失うのではないかという危惧を表明した。

10月29日にローマで厳かに調印式が行われた欧州憲法は、2007年の発効を予定している。発効には加盟全25ヶ国の批准が必要とされる。だが批准は難航が予想される。イギリスとフランスを含め、少なくとも9ヶ国で国民投票が予定されているためである。一ヶ国の否決でも欧州憲法全体を葬り去る危険がある。

原題:Litauen ratifiziert EU-Verfassung




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